2008年私的総括
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/15
- メディア: 単行本
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というわけで、今年発表された作品の個人的ベスト10です(順不同)。
- 伊坂幸太郎『モダンタイムス』(講談社)
- 中村弦『天使の歩廊』(新潮社)
- 北重人『汐のなごり』(徳間書店)
- 勝山海百合『竜岩石とただならぬ娘』(ダ・ヴィンチ文庫)
- 新野剛志『あぽやん』(文藝春秋)
- 多島斗志之『黒百合』(東京創元社)
- 桜庭一樹『ファミリーポートレイト』(講談社)
- 初野晴『退出ゲーム』(角川書店)
- 岸田今日子『二つの月の記憶』(講談社)
- 犬村小六『とある飛空士への追憶』(小学館/ガガガ文庫)
次点は高田郁『出世花』(祥伝社文庫)。三田完『当マイクロフォン』(角川書店)をまだ読んでいないのが悔やまれます。
ミステリに特化するなら、相当苦し紛れですが、
- 初野晴『退出ゲーム』(角川書店)
- 多島斗志之『黒百合』(東京創元社)
- 長岡弘樹『傍聞き』(双葉社)
- 吉田修一『さよなら渓谷』(新潮社)
- 米澤穂信『儚い羊たちの祝宴』(新潮社)
- 森福都『肉屏風の密室』(光文社)
- 牧薩次『完全恋愛』(マガジンハウス)
- 東山彰良『ジョニー・ザ・ラビット』(双葉社)
- 高城高『風の岬 高城高全集4』(東京創元社)
- 芦辺拓『裁判員法廷』(文藝春秋)
となるでしょうか。次点で湊かなえ『告白』(双葉社)かな。後半の大崩れはやはり看過できず、この位置となります。
『さよなら渓谷』と『ジョニー・ザ・ラビット』は実は嫌いな作品なのですが、それでも無視できない長所を内包した作品だと思うので。
それでは、よいお年をお迎えください。